ただいまいけばなお稽古中❗️知地正和

いけばなの魅力を伝えたい

七宝の事

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以前から花留の事を調べているのですが

剣山は明治末期に考えられて今の形になったのが昭和一桁、七年ごろだと言うことは調べがついてます。ただし、盛花を創始した小原流が作ったと言う噂がありますが、これはデマです。作ったのは坂田鶴吉という御徒町の職人さんです。ただそのプロセスでアドバイスをしていたのが安達潮花という人物だと思われます。安達潮花は以前インタビューの中で「私が作ったわけではありませんが・・・・」と言うような事をいっております。剣山は昭和に入ってからのものだと言うのは分かるのですが、七宝は誰が作ったのか?というのが全く分からないのです。
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その話をある支部で話したところ、歴史に明るい先輩が資料をおくってくださいました。それがらコレです。資料によれば七宝は江戸時代に出来ているらしいです。でもどこの誰が作ったのか?はこの資料にもありませんでした😭😖

ただ小原雲心先生が初めて盛花を生けられたチューリップ、マーガレット、アスパラガスは鉄鉢に七宝を入れていけられております。小原流は剣山が生まれた後も七宝のみを花留としています。それは昭和30年ぐらいまで続いておりました。家元自ら「我が流の花留は七宝に限る」とテキストにも書いていました。

なので尚更七宝の謎を解きたいと思っております。今回の資料で、七宝は江戸時代に作られたらしい、でも誰が?何のために?どうやって?と言う疑問が湧いてきてます。