ただいまいけばなお稽古中❗️知地正和

いけばなの魅力を伝えたい

中国挿花のこと

神聖ローマ帝国でオットー大帝が活躍、日本では平安時代あたりですかね?

中国は宋の時代に園芸がとても盛んになり流行しました。そうなると園芸書がいくつか出てきます。「洛陽牡丹記」「芍薬譜」「梅譜」「海棠譜」「菊譜」「蘭譜」などといった人気の植物の園芸書です。

南宋時代に入りますと林洪という人物が「山家清事」という書を出版します。これはさらに特に細かく花の水揚げや木々の扱い方が記されています。この当時の中国人は花の美しさに格を想定して擬人化した見方をしていました。これが後に小原流文人調いけばなに繋がっていくのです。

明の時代に入ると瓶華の書が出現します。【遵生八牋(じゅんせいはっせん)】という書を高濂という人物が書きます。

このあと【瓶華譜】を張謙徳が出してさらにブームに火をつけます。そしていよいよ【瓶史】を袁宏道が書いてその影響で日本の文人花がうまれていきます。

瓶史の考え方として、見る側の人間と見られる側の花とが同等の生命感の上に成り立つという考え方です。

この時点でもいけばなとは違いますのであえて『中国挿花』と呼んでおります。

百の花を繋いで

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僕が書いた小原流東京支部の歴史を綴った小説です。iPhoneで書き上げたものです。実はページ数の関係でいろいろな所を削除しておりますがノーカットの電子ブック(というか、僕のiPhoneのデータです)は僕の社中の生徒さん達にだけ送っております。ページ数で言いますと700ページほどになります。今改めて本をめくってみると、

 

???本当に俺が書いたの??😅って思う内容です😓

よくもこんな事よう調べたもんです(笑)

会話のところは僕の周りの現存する先輩方の話をイメージして、こんな事あの先生なら言いそうだ😅とイメージ膨らませて書いてます。それはとても楽しい作業でした。ただほとんどは史実に基づいているものですから手に取られて読んだ方は信じていただいていいでしょう。歴史は人の数だけ存在しますのでこれが正しい歴史だ!というものは無いと思います。それだけに頭の中でドラマチックに展開出来るのだと思います。この本を読んで小原流を更に好きになってもらえたら一番の喜びです♪♪