歴史を紐解いている時に、小原流の流祖、小原雲心先生が松江から大阪に出てきて盛花を生み出す・・・・ってことはみんな知っている事ですが、生活するために奥様のセン夫人が出雲焼きの茶具をあり歩いていたりする事もちょっと小原流を深く学んだ講師の人達は分かっているはずです。でも雲心先生が貸本屋を営んでいた事を知る人は少ないと思います。
僕は最初、本屋の店を構えて貸本屋をしていたと思っておりましたがよくよく調べてみますと江戸時代から明治にかけての貸本屋は絵のように風呂敷に本を包んで薬売りのように回っていたようです。おそらく雲心先生も生活のためにそうしていたと考えられます