ただいまいけばなお稽古中❗️知地正和

いけばなの魅力を伝えたい

裏話①

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今回の講習会・・・・始まりは実はアメリカのシアトルだったのです。

f:id:chijimasa379348:20220424070657j:image2年前、家元がシアトルでデモンストレーションをすることになった時に僕がスタッフとして同行することとなりました。そのデモの内容が『いけばなとテクノロジーの融合』でした。

Microsoft社のホロレンズという媒体でメタバースを構築して現実の世界とバーチャルの世界を融合させるパフォーマンスをするというものです。僕もホロレンズを借りて家で練習したりもしましたが😅なかなか難しい・・・・

でも確かに興味深いアイテムだということには間違いありません。

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ここは当時の作業場でした宮前平作業場の写真です。ここで布を使ってマウントレイニーを作った時のものです。実は本来日本でやるデモンストレーションでしたら流木を山に見立てて積み上げる方法をとりますがシアトルまで流木を運んでいけない😓シアトルで流木を探すには時間がないし人手もかかる😩ということで僕が考えたのがこの仮想マウントレイニー!布で山を作る!これを提案した時に制作のスタッフから「そんなのできるんですか?」という声も上がりましたが僕はこれしかない!と思い「作って見せますから」と説得したのがこの写真です。角材で組んだところに布を張っていく、実はこれは若い時に阿川泰子というJAZZシンガーのリサイタルを横浜の「パシフィコ横浜」というところで行ったのですがその時の舞台設定を僕が担当しました(残念ながら写真はございません)その時に布で横幅15mの岩を作った経験がありまして、これならアメリカでも出来る!と思ったのです。

この山を背景に家元が山に彩りを添えるパフォーマンスをして、最後にメタバースへと入っていく不思議な体験をしました。これにはMicrosoft社のホロレンズ、そしてそれをプログラムする南国スタジオ社が関わってきてはじめて成立するので小原流Microsoft、南国スタジオの三社で何度か打合せをしてシアトルへと向かいました。その結果シアトルでのイベントは大成功でした。

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